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ザ・タイガース 映画出演リスト | |
・ドリフターズですよ!前進前進また前進 (ゲストでの映画初出演) ・ザ・タイガース 世界はボクらを待っている (映画初主演) ・クレージー メキシコ大作戦 (沢田研二のみゲスト出演)*上記ページに併記 ・ザ・タイガース 華やかなる招待 (主演映画第2作) ・ハーイ!ロンドン(主演映画第3作) ・日本一のヤクザ男(沢田研二のみゲスト出演) ・喜劇 右向けェ左!(タイガースとして最後にゲスト出演した映画) |
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歌唱シーン | |
ドリフターズですよ!前進前進また前進
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シーサイド・バウンド (2分14秒=映画よりの実測) 映画のストーリーとはまるで関係ないゲスト出演。 唄うだけでセリフは無い。 ドリフターズが松本めぐみとジャズ喫茶(ディスコ)で踊るシーンで、そこのバンドとして登場。 いきなり、ギターのイントロ、そしてリズムを取る足元のアップから始まり、ズームバックしてタイガースのメンバー全員をとらえる効果的なカメラワーク。 この後の主演作 『世界はボクらを待っている』では、ジュリーがその場にいないというストーリーの関係で観られないフロントのメンバー4人が揃って跳びはねる独特のステップが写されていて貴重。 ちなみに並び方は、右から岸部修三、沢田研二、加橋かつみ、森本太郎(後年とは左右が逆)。 間奏部分には加藤茶らのセリフが被さる。 レコードとは別テイク。 モナリザの微笑 (1分55秒=映画よりの実測) ドリフターズの面々の下品なスパゲティ喰いショットに被さって、クラシカルなイントロが始まる(異化効果を狙った、わけないか)。 レコードとは別テイクのショート・ヴァージョンで、アレンジはライヴ・アルバム『オン・ステージ』と同様、森本太郎の電気ハーモニカをフィーチャー。 冒頭に加藤茶と松本めぐみ、大原麗子のセリフが被さっているが、カラフルな「シーサイド・バウンド」の衣裳から、おなじみの黒いベルベット+大きなリングのネックレスの衣裳(六本木「ベビー・ドール」の川添梶子デザイナーによるもの)に着替えて再登場。 タイガースが出演して唄うのは上記2曲だが、大原麗子の足指に吊り下げられたトランジスタ・ラジオから、レコード・テイクと思われる「僕のマリー」が流れる(45秒)というシーンがある。 |
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データ | ||
1967年10月28日(土曜日)封切 東宝系公開 同時上映:『クレージーの怪盗ジバコ』(こちらがメイン作品) 東宝+渡辺プロ作品 上映時間 1時間29分 製作=渡辺晋+五明忠人/脚本=松木ひろし/監督=和田嘉訓/撮影=中井朝一/音楽=山本直純 出演=ザ・ドリフターズ(いかりや長介/高木ブー/仲本工事/荒井注/加藤茶)/酒井和歌子/松本めぐみ/大原麗子/藤田まこと/他 タイガースは個人名はなく「ザ・タイガース」として、大物ゲストや特別出演者の位置である「トメ」と言われる最後の最後にクレジット ビデオは、ビデオ時代初期である1980年代前半には発売されていたが、ほとんど一般的には流通しなかったはず(東宝ビデオ TG0629 \22000)。 映画は名画座などで上映される機会はあるが、1本しか残っていないプリント(上映用フィルム)は退色しており、さらに、ちょうどタイガースの演奏シーンにわずかに欠落があった。 しかし、最近のTVの衛星放送関係では、あらためて保存ネガ・フィルムから作成したニュープリントで放映されている。 |
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森本太郎の日記では11月14日付で「ドリフターズの主演映画にワンシーン出演した」とある。 これが封切日(最初の一般公開日)のことだとする見解もあるが、封切日は東宝の資料等で10月28日に統一されている。 また、撮影日のことだとすれば日付は明らかに間違いだが、和田嘉訓監督の私家本『映画テレビ番外編/忘れ残りの記』によれば9月1日にクランク・インとあるので、9月14日あたりに出演シーンが撮影されたのかもしれない(10月14日では封切に間に合わない)。 もし日付が間違いでないとすれば、この日に森本氏が映画を劇場で観たということだろうか? ちなみに東宝系の次の作品は11月18日封切だから、この日に上映されていたことは確かだが。 和田監督は、1964年10月に公開されたデビュー作 『自動車泥棒』(自転車泥棒にあらず、安岡力也主演)が興行不振だったために次回作が撮れないでいたが、クレージーキャッツがアメリカのラスベガス大通りで唄って踊るシーンが有名な1967年4月公開の大作 『クレージー黄金作戦』に挿入される、ザ・ピーナッツ、ブルー・コメッツ、ジャニーズなどが共演するショー場面(のみ)を担当、その演出力が評価されて、このドリフタース第1回主演作の監督に指名されたという。 そして、この映画のヒットで、次にタイガース初主演映画の仕事が和田監督にまわって来ることになる。 |
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