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タイトル/ジャケット
パッケージに関するデータ/コメント
ザ・タイガース・オン・ステージ
THE TIGERS ON STAGE
オリジナル盤の帯/帯コピーは「8月22日サンケイホール・リサイタル そのすべてを収録(豪華サイン入りポートレート付)」「叫びまくるサリー/タロー/ジュリー/トッポ/ピー」 アルバム:ザ・タイガース・オン・ステージ
再発MR 2247の帯/帯コピーは「熱狂のサンケイホール、そのすべてを収録」「豪華サイン入りポートレイト付」/この帯は\2000と印刷された上から\2200の価格改定シールが貼られているもの ジャケット裏面
(再発帯) (ジャケット裏面)

(↓上記ジャケットを見開いた絵柄)
表からは見えないドラマーのために見開いてみました

(↓別ジャケットの再発LP)
この再発盤の帯/帯コピーは「想い出のザ・タイガース・ファースト・アルバム」「熱狂のサンケイ・ホール('67・8・22)その全てを収録」 別ジャケット 別ジャケット裏
[LP] 1967年11月 5日発売付録のポートレート/「写真提供:雑誌<平凡>」と印刷されている
レーベル:ポリドール(発売:日本グラモフォン)
レコード番号:SLPM-1377 価格:\1750

見開きジャケット。 LPサイズのカラー・ポートレート(右の写真)添付。
歌詩と「僕のマリー」「シーサイド・バウンド」「モナリザの微笑」の楽譜も掲載された8ページのカラー・ブックレット貼付。
メンバー紹介で、岸部修三は「岸部オサミ」とクレジット。 湯川れい子によるライナー・ノーツ掲載。 「写真提供:週刊平凡:週刊明星:渡辺プロダクション」のクレジットあり。
ジャケット・デザイン担当者のクレジットは無いが、廣野展生が手掛けたとのこと(『レコード・コレクターズ』誌 2002年7月号の記事「ジャケット・デザイン・イン・ジャパン」より)。

ジャケット左上のレコード番号部分/SLPM-1377/SMP-1377/MP-1377/MR 2247また、現品は一部未確認ですが、カタログなどの文字資料から、以下の再プレスがあると判断されます。
1) 1968年12月頃〜 番号:SMP-1377 \1750 *現品確認済(右の写真参照)
2) 1969年11月頃〜 番号:MP-1377 \1750 *現品確認済(右の写真参照)
3) 1971年11月頃〜  2と同じだが、レコード会社名が「ポリドール」に変更されたもの
[以下は規格が異なる再発売]
[LP] 1974年 1月21日 ポリドール 番号:MR 2247 \2000 (右の写真参照)
帯は、この再発用のデザイン(左欄参照)。 ジャケットの仕様は上記オリジナル盤と同じで、同じカラー・ポートレートも添付。
また、このレコード番号で、後に\2200に値上げされた再プレスもある。 *現品確認済

[LP] 1981年12月 1日 ポリドール 番号:20MX1047 \2000
別ジャケット(左欄参照)での再発限定LP盤。 シングルジャケットで、LPサイズの見開きポートレート添付(上記までの盤に付いていたものとは別で、3ポーズ)。

[カセット] 1981年12月21日 アポロン 番号:KSZ5290 \2000
上記1981年のLP再発に呼応したはずのカセット・テープ版で、パッケージには上記再発LPの写真を使用。
なお、これ以外のこのアルバムのカセット版の発売状況については、手元に資料がありません。
[以下、CDでの再発売]
[CD] 1990年12月21日 ポリドール 番号:POCH-1052
「パーフェクトCDボックス」の1枚として初CD化。
オリジナルLP盤の8ページ・ブックレットも再現。 ただし、ジャケット・デザインは同一とはいえ、オリジナルのSLPM-1377ではなく、再発のMR 2247を基にしているようだ(ブックレット裏下部にある会社名クレジット部分で分かる。 ただしPOCH-9033ではカットされていて確認できないが、おそらくCD用は番号部分以外はすべて同じ原版を使ったと思われる)。
付録ポートレートの写真は、同じボックスセットの『シングル・コレクション』のパッケージに流用された。
なおCDでは、LPのA面最後とB面最初の歓声部分が編集でつなげられており、ブランクはない(以下同)。
POCH-1231の帯/帯コピーは「王者タイガースのエネルギッシュな魅力あふれる白熱のライヴをリアルに再現! "若虎伝説"のプロローグを飾る記念すべきデビュー・アルバム。<1967年11月発表>」
POCH-1346の帯/帯コピーは「王者タイガースのエネルギッシュで魅力あふれる白熱のライヴをリアルに再現! "若虎伝説"のプロローグを飾る記念すべきデビュー・アルバム。<1967年11月発表>」(上記CDの帯とは1文字だけ異なる)


[CD] 1992年 7月25日 ポリドール 番号:POCH-1231 税込\2200
単独では初のCD化。 同年に各社でリリースされた「GS 25th ANNIVERSARY」シリーズの1枚としてリリース。
ただし、中のブックレット部分はカット。 代わりに、中村俊夫によるライナー・ノーツが掲載された歌詩カード添付。

[CD] 1994年 6月 1日 ポリドール 番号:POCH-1346 税込\1500
価格を変更した再発CD、各社が当時プロモートした廉価な「Q盤」シリーズ(ポリドールでは「CD極上音楽」、略して「CD極楽」シリーズ)としてリリースしたもの。
やはり、ブックレットは無く、上記と同じライナー付の歌詩カード添付。

[CD] 2000年 6月28日 ポリドール(販売:ユニバーサル ミュージック) 番号:POCH-9033
「パーフェクトCDボックス〜ミレニアム・エディション」の1枚。
オリジナルLP内のブックレットの一部は、このボックスセット付属のLPサイズのブックレットに収録されているが、完全な形ではない(3ページ分のみ)。 前回の「パーフェクトCDボックス」で再現されたCDサイズのブックレットも付いていないが、付録ポートレートの写真は、パッケージの透明トレイの下部分で使われている。

UPCH-9016の帯/上部以外は、オリジナルLP初版の帯デザインを再現 [CD] 2002年 3月21日 ポリドール(制作:ユニバーサル ポリドール/発売:ユニバーサル ミュージック/販売:ビクターエンタテインメント) 番号:UPCH-9016 税込\2500
タイガースのデビュー35周年記念として、オリジナルのLPパッケージを CDサイズで復刻した見開き紙ジャケット仕様。 8ページのブックレット部分も、カラー・ポートレートもCDサイズで再現、帯も初版のデザインを取り入れている(右写真)。 湯川れい子のオリジナル・ライナー・ノーツ等も再掲載した別紙歌詩カード添付。 ただし、新たなライナーは未掲載。
レコーディング・データ
サンケイホールでの初ワンマン・リサイタル
「ザ・タイガース・ア・ゴー・ゴー」のライヴ録音
録音日=1967年 8月22日(火曜日)
曲の内容に関するデータ/コメント
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- 曲タイトル 演奏時間 作詩/作曲
A面 1 ダンス天国
LAND OF 1,000 DANCES
2分51秒 WORDS&MUSIC by KENNER
〜ラ・ラ・ラ
LA LA LA
WORDS&MUSIC by PAUL
2 タイガースのテーマ
TIGER'S THEME
(モンキーズのテーマ)
MONKEY'S THEME
2分09秒 WORDS&MUSIC by BOYCE&HART
3 ルビー・チューズデイ
RUBY TUESDAY
3分08秒 WORDS&MUSIC by MICK JAGGER&KEITH RICHARDS
4 レディー・ジェーン
LADY JANE
3分32秒 WORDS&MUSIC by MICK JAGGER&KEITH RICHARDS
5 タイム・イズ・オン・マイ・サイド
TIME IS ON MY SIDE
2分47秒 WORDS&MUSIC by NORMAN MEADE
6 アズ・ティアズ・ゴー・バイ
AS TEARS GO BY
3分47秒 WORDS&MUSIC by MICK JAGGER&KEITH RICHARDS
7 スキニー・ミニー
SKINNY MINNIE
3分30秒 WORDS&MUSIC by RUSTY KEEFER&CATHERINE CAFRA
&BILL HALEY&MILTON GABRER
B面 8 僕のマリー
MY MARY
2分57秒 作詩=橋本淳 作曲=すぎやまこういち
9 シーサイド・バウンド
SEASIDE BOUND
2分54秒 作詩=橋本淳 作曲=すぎやまこういち
10 モナリザの微笑
MONA LIZA'S SMILE
3分13秒 作詩=橋本淳 作曲=すぎやまこういち
11 ローリング・ストーンズ・メドレー
THE ROLLING STONES MEDLEY
7分28秒 -
(エヴリバディ・ニーズ・サムバディ
EVERYBODY NEEDS SOMEBODY TO LOVE
WORDS&MUSIC by RUSSELL&BURKE&WEXLER
〜ペイン・イン・マイ・ハート
PAIN IN MY HEART
WORDS&MUSIC by REDDING&WALDEN
〜アイム・オール・ライト)
I'M ALL RIGHT
WORDS&MUSIC by NANKER PHELDGE
12 アイ・アンダスタンド
I UNDERSTAND
3分43秒 WORDS&MUSIC by BEST

リード・ヴォーカルは沢田研二、「アズ・ティアズ・ゴー・バイ」では岸部修三。
岸部のヴォーカルは「アイム・オール・ライト」「アイ・アンダスタンド」の一部でもハッキリ聴き取れる。

「タイガースのテーマ」「スキニー・ミニー」の2曲はスタジオでも録音されていたが、当時は発表されず、後にボックスセットのボーナスCD『LEGEND OF THE TIGERS』で陽の目を見た。
「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」はタイガース解散コンサートのオープニングでも唄われて『フィナーレ』に収録、再結成したタイガースも取り上げて『A-LIVE』に収録された。このページの最初に戻る
さらに後年、ジュリーは玉置浩二、高橋幸宏と3人で自動車のCMソングとして唄い、一般的には発売されていないが、プロモ盤には収録された。
再結成タイガースは「タイガースのテーマ」もステージで唄っており、『サヨナラ日劇ウエスタンカーニバル』に収録。
当時、日本でアイドル的人気があったウォーカー・ブラザーズの「ダンス天国」やモンキーズの「モンキーズのテーマ」などが唄われているとはいえ、ここでの選曲の基調はローリング・ストーンズで、そのライヴ・アルバム『ゴット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット!』をそっくりカヴァーしたような雰囲気。

ストーンズのレコードは、同タイトルの英国盤EP(1965年6月リリース、日本盤は11月発売)と米国盤LP(1966年11月リリース、日本盤は翌年2月発売)があり、それぞれ別の場所でのライヴ録音、もちろん内容も異なるので紛らわしいが、タイガースはその両方から選曲。
「ローリング・ストーンズ・メドレー」では英国盤EP収録のメドレーに、どちらの盤にも収録されている(前記のように録音自体は異なる)「アイム・オール・ライト」を続けて演奏しているが、いずれもストーンズのオリジナル・ヒット曲というわけではないし、結構マニアックです。
また、タイガースのこのアルバムを聴きなれていると、ストーンズのライヴ演奏も聴いた気になっていたけれど、「ルビー・チューズデイ」「アズ・ティアズ・ゴー・バイ(ちなみに、ストーンズの日本盤では「涙あふれて」と副題が付けられていた)」の2曲は、当時のストーンズのレコードにライヴ・テイクが収録されたことは無かった。
なお、タイガースのライバルと位置付けられたテンプターズのライヴ盤 『ザ・テンプターズ・オン・ステージ』(1969年7月発売)でも、「ストーンズ・メドレー」としての「エヴリバディ・ニーズ・サムバディ〜ペイン・イン・マイ・ハート」と「レディー・ジェーン」(1968年6月25日発売の『ザ・テンプターズ・ファースト・アルバム』にもスタジオ録音版が収録されていた)の他、「サティスファクション」「恋をしすぎた」を、このストーンズのライヴ盤からピックアップ。

同じくストーンズの1968年夏リリースの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」も演奏しているとはいえ、1969年4月20日のライヴなのに、2年以上も前のレコードからの選曲とは、決して出来が良いわけではないストーンズのライヴ・アルバムなのだが、当時の若手GSへ影響は実に大きいと言える。
(かなり以前にタイガースがライヴ盤でカヴァーしている曲にもかかわらず、それを収録するとは何ともストレートな対抗心ですが、埼玉のストーンズとしては、やはり収録せずにはいられない心境だったのでしょう。 ちなみに1970年になっても、TV番組では、ジュリーとテンプターズの萩原健一が「エヴリバディ・ニーズ・サムバディ〜ペイン・イン・マイ・ハート」をデュエットしていたりする=このTV演奏ヴァージョンに関しては福岡の川上さんよりの情報によるものです。 ありがとうございました)

英国盤EPの日本独自ジャケット/当時、タイガースのメンバーはこの日本盤を聴いたはず 英国盤EP こちら米国盤LP タイトルも『ザ・テンプターズ・オン・ステージ』と、モロにタイガースに対抗? この2001年2月21日発売の編集CD『G.S. on STAGE』にはテンプターズとタイガースのストーンズ・ナンバーが共に収録されていて、かつてのウエスタン・カーニバルの雰囲気
(ストーンズのライヴ盤 2種、一番左は日本独自仕様) (こちら、ザ・テンプターズ)
なお、このLPからのライヴ音源を収録したソノシートが、1968年3月頃に勁文社から発売された。
それが『THE TIGERS』(下の写真/KSP-4944 \490)で、「モナリザの微笑」「僕のマリー」「シーサイド・バウンド」「タイガースのテーマ」の4曲。
MC部分はカットされ、この曲順で収録されている。
シングル盤より高価だったが、4曲入りで、ブックレットも20ページあり、カラー写真も多数掲載の豪華パッケージ!
さらにポスターまで付いていたはずですが、当方にはありませんので、どなたか貸していただけないでしょうか
(ソノシートのジャケット表と裏)

さらに当時、渡辺プロダクションが発行したタイガースの写真集に「僕のマリー」「シーサイド・バウンド」の2曲を収録したソノシートが付いていた。
こちらもMC部分はラフにカット。
[欄外コラム(5)] 幻のスタジオ録音ファーストLP こちらにて
作成を進めていく途中で、(当方で確定できない)様々な疑問点が生まれてきました。
各ページ内で触れる場合もありますが、触れきれない部分はこちらのコラム欄で取り上げます。
当方が未見の記事や関係者の証言等で、(当方にとって)納得できる結論が導き出されるまで、
疑問のまま問題提起しておきたいと思います。
(一応、当方が考える仮説も提出しておきますが、もちろん解決したら、それを掲載します)
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