The Tigers A Go! Go! ザ・タイガース チャリティー
ショー 音源 |
1967年12月13日(水曜日)に東京・大手町のサンケイホールで開催されたワンマン・ショー「ザ・タイガース・チャリティー・ショー」は、その名の通りにチャリティーを目的としたコンサートで、身体障害児も会場に招かれ、またコンサートの純益金やファンからの寄付金、グッズの売上金等は朝日新聞文化厚生事業団を通じて全国の重症身心障害者団体に寄付された。
その時の演奏は録音され、会場等での予約販売の形で、オープン・リール・テープが翌1968年2月頃にアポロンからリリース。
さらに、カセット・テープや 8トラック・カートリッジ・テープ(当時のカー・ステレオの標準フォーマット)も発売されたようだが、それぞれ収録曲には多少の違いがあった。
さらに、当時まだテープはレコードのようには普及していないこともあって一般には出回らず、長い間この音源は幻の存在だった。
以来、『ロックン・ジュリー・ウィズ・ザ・タイガース』等のように、アポロンが発売するタイガース絡みの音楽カセット・テープに、音源の一部が気紛れのように収録されることはあったし、1998年12月16日に発売された編集盤
『from GS to ニューロック』では2曲がCD化されたが、ついに2000年6月28日に発売された『パーフェクトCDボックス
ミレニアム・エディション』の内の1枚(POCH-9044)として、その音源がまとめられた。
また、その後、2001年2月21日に発売された編集盤CD
『G.S. on STAGE』にも、ここからの2曲が収録されている。
内容としては、一応ステレオ録音だが、音質は良くない。
また、上記オープン・リール・テープだけは(現品は確認できていないが)モノラルだったようで、そこにしか収録されていない「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」と「ローリング・ストーンズ・メドレー」はモノラル。
とはいえ、ほぼ同時期のライヴ・アルバム『ザ・タイガース・オン・ステージ』では聴けなかった加橋かつみのリード・ヴォーカルをフィーチャーしたビー・ジーズのナンバーや意外なブルー・コメッツのカヴァー「ブルー・シャトウ」等が収録され、演奏も、よりラフでワイルド。
とにかく、初期タイガースの貴重音源であることは間違いない。 |
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当時、アポロンから市販された[カセット] APY-105の広告 |
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[カセット] KSF1057
アポロン
「サティスファクション」収録 |
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[CD] WPC7-8577
ワーナーミュージック・ジャパン
「モナリザの微笑」「ブルー・シャトウ」収録 |
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[CD] TECN-25701
テイチクエンタテインメント
「ホリデイ」「ラスト・タイム」収録 |
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パーフェクトCDボックス
ミレニアム・エディション
に収録されたCDの内容 |
1 |
サティスファクション |
2 |
ラスト・タイム[岸部修三] |
3 |
マイ・ガール |
4 |
ニューヨーク炭鉱の悲劇[加橋かつみ] |
5 |
オーケイ![瞳みのる] |
6 |
ブルー・シャトウ |
7 |
タイム・イズ・オン・マイ・サイド * |
8 |
タイガースのテーマ *
(モンキーズのテーマ) |
9 |
ダンス天国 * |
〜ラ・ラ・ラ * |
10 |
ホリデイ[加橋かつみ] |
11 |
僕のマリー * |
12 |
シーサイド・バウンド * |
13 |
モナリザの微笑 * |
14 |
ローリング・ストーンズ・メドレー |
(エヴリバディ・ニーズ・サムバディ * |
〜アイム・オール・ライト[沢田研二+岸部修三]
*) |
*印の曲は(もちろんテイクは違うが)
『ザ・タイガース・オン・ステージ』にも収録
[ ]内は沢田研二以外の場合のリード・ヴォーカリスト |
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[欄外コラム(6)] 2種類のライヴ盤における加橋かつみのウエイトの相違 ⇒こちらにて |
作成を進めていく途中で、(当方で確定できない)様々な疑問点が生まれてきました。
各ページ内で触れる場合もありますが、触れきれない部分はこちらのコラム欄で取り上げます。
当方が未見の記事や関係者の証言等で、(当方にとって)納得できる結論が導き出されるまで、
疑問のまま問題提起しておきたいと思います。
(一応、当方が考える仮説も提出しておきますが、もちろん解決したら、それを掲載します) |
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