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タイトル/ジャケット
パッケージに関するデータ/コメント
GARO 4
「ロマンス/ガロ4」とクレジットされた帯/下記の帯のようなコピーは無し アルバム:GARO 4
こちらの帯には、後にシングル・カットされた「一枚の楽譜」が大きくクレジットされているので、それ以降のものと思われる/帯コピーは「ニュー・ミュージックの頂点に立つガロの最新オリジナル・アルバム !!」 ジャケット裏面/表側の写真の逆焼きではなくて、こちらはイラスト
(ジャケット裏面)
せっかくの見開き仕様なのに、ちょっと淋しいデザイン
(見開きジャケット内側)
[LP] 1973年10月10日発売
マッシュルーム・レーベル(発売元:日本コロムビア)
レコード番号:CD-7102-Z(これ以降、スタンパーのマトリクス番号はレコード番号と同一になったので、省略)
価格:\2000ブルー・マッシュルームの盤レーベル

これ以降、盤レーベルはブルー・マッシュルームとなった(右の写真)。
見開きジャケット。帯は2種類ある(左欄の中央左写真の方がセカンド・ヴァージョンのはずだが、この帯は珍しい)。
\2200の値上げ盤もある(左欄中央の帯では、印刷された\2000の上に\2200の価格改定シールが貼られている)。

また、後期にはシングル・ジャケット仕様となっていた可能性もあるが、現品未確認。
(盤レーベルについての詳細は、こちらを参照)

オリコン最高位6位、売上枚数72,000枚以上。
[CD] 1998年6月24日
マッシュルーム・レーベル=アルファミュージック(東芝EMI ) CD番号:ALCA-9188 税込\2100

CDでの再発売。
LP仕様の歌詩カードを再現したパッケージだが、見開きジャケッのト内側部分は欠落。 外側には「マッシュルーム」の小さいシールが貼られていた。 ライナー・ノーツは、黒沢進&小野善太郎。
このジャケット・デザインは、エマーソン、レイク&パーマーの1972年のアルバム『トリロジー』と同じです。
また、後のロブバードのシングル「幸福ロンリーハート」も、こんな感じ(下の写真)。

エマーソン、レイク&パーマーのアルバム『トリロジー』 ロブバードのシングル「幸福ロンリーハート」
レコーディング・データ/
メンバー以外の参加ミュージシャン等
曲の内容に関するデータ/コメント
プロデューサー=ミッキー・カーチス/村井邦彦(「君の肖像」「憶えているかい」)
プロデューサー・アシスタント
=藤巻俊雄
ディレクター=金子充孝/加藤章治
ミキサー=吉沢典夫
プロデュース
=アルファ・アンド・アソシエイツ(株)
録音スタジオ=スタジオ “A”

ドラムス=原田裕臣/田中清
エレキ・ベース=岡沢明/江藤勲
エレキ・ギター=松木恒秀/水谷公生
ピアノ/エレキ・ピアノ/シンセサイザー/ハモンド・オルガン=大野克夫
マンドリン=宇都宮せきぜん
フルート/コールアングル=村岡建
トランペット=羽鳥幸次/村田文治/佐野健一
ストリングス=新室内楽協会
(各曲ごとに参加ミュージシャンのクレジットあり)
田中清=田中清司/岡沢明=岡沢章/宇都宮せきぜん=宇都宮積善

「大空の詩」のエレキ・ギター、「踊り人形」のピアノは、クレジットがあるが、聴き取れない。
と記載していましたが、2003年4月に平間克生さんより下記のご指摘をいただきました。
今まで一体何を聴いていたのか…、お恥ずかしい次第ですが、訂正します。
「大空の詩」のエレキ・ギターについて
イントロから左チャンネルにエレキ・ギターの音を確認できるはずです。
2、3声程度の音数で、つま弾くような感じのギターが曲全体にわたって確認できます。

「踊り人形」のピアノについて
右チャンネルにピアノの音が確認できるはずです。
1、2コーラスとも、Aメロでは2拍、4拍目にコードを叩くパターンを中心に、Bメロに入ってからは8ビートでコードを弾くパターンを中心に演奏されています。
また間奏でも8ビートでコードを叩いているのが確認できます。

併せて平間さんより、アコースティック・ギターの演奏者表記等についてのご指摘・ご意見もありましたので、下欄に転記させていただきます。
A面 1 ロマンス (3分13秒) 作詩=山上路夫 作曲=堀内護 編曲=大野克夫
2 大空の詩 (3分11秒) 作詩=大橋一技 作曲=村井邦彦 編曲=大野克夫/村井邦彦
3 君の肖像 (3分36秒) 作詩=山上路夫 作曲=すぎやまこういち 編曲=すぎやまこういち
4 朝・昼・夜 (3分19秒) 作詩=山上路夫 作曲=村井邦彦 編曲=大野克夫
5 二人だけの昼下り (2分55秒) 作詩=山上路夫 作曲=すぎやまこういち 編曲=大野克夫
B面 6 二人は友達 (3分29秒) 作詩=山上路夫 作曲=日高富明 編曲=大野克夫
7 憶えているかい (3分10秒) 作詩=山上路夫 作曲=村井邦彦 編曲=有馬すゝむ
8 恋人 (3分26秒) 作詩=大野真澄 作曲=大野真澄 編曲=大野克夫
9 踊り人形 (2分44秒) 作詩=大橋一技 作曲=堀内護 編曲=大野克夫
10 一枚の楽譜 (3分03秒) 作詩=山上路夫 作曲=村井邦彦 編曲=大野克夫

「ロマンス」「二人だけの昼下り」「一枚の楽譜」「憶えているかい」はシングルにもなった。
「ロマンス」「二人だけの昼下り」「憶えているかい」はアルバムと同ヴァージョンだが、「一枚の楽譜」は多少違いがある。
また、1999年10月27日に発売された編集盤CD 『ガロ シングルズ』に収録された「憶えているかい」は別ミックス!
(こうしたヴァージョン違い等についての詳細は、こちらにて)

「君の肖像」と「憶えているかい」は、シングル「君の誕生日/散歩」の時に4曲用意された候補曲。 したがって、同時期に病気で入院していた大野真澄は吹き込みには参加していない。

「二人だけの昼下り」は、「二人だけの昼下がり」とクレジットされることがある。
このアルバムのCDの帯と盤面では、「二人は友達」が「二人は友だち」、「憶えているかい」が「おぼえているかい」とクレジット、「君の肖像」の編曲者が大野克夫とミス・プリント。

「大空の詩」と「朝・昼・夜」はベスト編集盤にも収録されたことはなく、このアルバムでしか聴けない。
「朝・昼・夜」は、作曲した村井邦彦自身によるシングル(下の左の写真)が1969年7月に発売されていた。 このシングルのB面は「朝・昼・夜(あの日から三年…)」で、A面の続編という内容になっている。 また、ほりまさゆきが唄うシングルも同年に発売された(下の中央左の写真)。 B面も同カップリングだが、タイトルはA面が「朝・昼・夜(ひとり)」、B面は「朝・昼・夜(あの日から)」となっていた。

「踊り人形」が、堀内護の「マーク」名義でのセカンド・ソロ・アルバム『MARK BRIGHT マーク・ブライト』(下の中央右の写真)収録曲「エナメル靴のシンデレラ」のエンディングで、メドレーのように数フレーズ歌われている。

「君の肖像」が、手塚さとみの1976年発売のアルバム『15歳の肖像』(下の右の写真)の中で、「さとみがお風呂で唄う歌」としてカヴァーされている。 タイトルどおり、エコーが効いたお風呂の中で、曲の一部を鼻唄的に唄っているというもの。(ちなみに、その次に収録されているのが、知る人ぞ知る傑作「パジャマSong」)
村井邦彦のシングル「朝・昼・夜」 ほりまさゆき版の「朝・昼・夜」 堀内護のソロ・アルバム 『MARK BRIGHT』 手塚さとみのアルバム『15歳の肖像』
2003年4月に平間克生さんから下記のご指摘・ご意見が寄せられましたので、転記させていただきました。
『GARO 4』でのアコースティック・ギターの演奏者表記について
このアルバムの歌詩カードでの演奏者の表示では、エレキ・ギターやガット・ギターという項目はあっても、アコースティック・ギターないしは生ギターという項目はなく、いわゆる(スチール弦の)フォーク・ギターの演奏者については表示がありません。しかし、実際には「ロマンス」「朝・昼・夜」「二人は友達」「憶えているかい」でアコースティック・ギターの音が確認できます。この演奏は誰なのかというのがひとつ疑問としてあります(堀内護、日高富明が演奏しているが、メンバーのいつも演奏している楽器ということで特に表記しなかったということなのかもしれません)。
またエレキ・ギターの演奏者がクレジットされているのに音が確認できない曲もあります。 そのあたりについて以下のとおり、曲ごとに書きます。

「ロマンス」
歌詩カード上の演奏者リストではエレキ・ギター奏者として松木恒秀がクレジットされていますが、当方の聴き取りでは今のところこの曲でエレキ・ギターの音は確認できません。 その一方、イントロおよび各コーラス内での数箇所でアコースティック・ギターの音が聴こえますが、ライナーの演奏者リストにはこの曲でのアコースティック・ギターのクレジットはありません。
松木恒秀の演奏をアコースティック・ギターとしてクレジットすべきところを、誤ってエレキ・ギターとしてリストに表示してしまったとも考えられますし、あるいは堀内護か日高富明が弾いているのかもしれません。
とすると、松木恒秀のエレキ・ギターのクレジットは間違いか、あるいはある時点でミックス上カットされてしまったのでしょうか。いずれにせよそのあたりの疑問が生じます。

「朝・昼・夜」
この曲の終結部(「いないんだっけ〜」の「け〜」のところから)でアコースティック・ギターのコード・ストロークが聴こえ始めますが、演奏者リストにはこの曲でのアコースティック・ギターの演奏者の表示はありません。 ということで、この曲も「ロマンス」と同様の疑問が生じます。

「二人は友達」
左チャンネルにアコースティック・ギターのコード・ストロークが聴こえるますが、やはり演奏者のクレジットがありません。
右チャンネルにエレキ・ギターが聴こえ、これについては松木恒秀がクレジットされているが、彼が左チャンネルのアコースティック・ギターも弾いているのか、あるいは堀内または日高が弾いているのか?
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