【正午12時】
※上掲画像の目印を掲げて立っています |
【集合場所】「みなとみらい線」の終点【元町・中華街駅】
→その到着した奥側の「元町口」改札口を出たところ
※改札口はホームから4階も上で、エスカレーターでは結構時間が掛かりますので、奥にあるエレベーターご利用が便利♪
(エレベーターでも乗り換えが1回ありますが全然空いていました、エレベーターは目立たない奥にありますので、「通」しか分からないのでしょう)
ただし、当日は祝日で大混雑するかもしれませんので、その場合にはエスカレーターの方が早いかもしれませんが…(実際には改札口あたりも混雑はしませんでした) |
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【港の見える丘公園】※昇りエレベーターあり(これも混雑無し)
その名の通り、展望台から【横浜港】~【ベイブリッジ】などが一望出来ます
(アニメ映画「コクリコ坂から」での風景の元ネタと言われていますが、掲げる旗以外は結構イメージ違うかも) |
午後12時30分頃まで |
そこから【外人墓地】→【山手教会】あたりまで、異国情緒のある丘の上の【山手本通り】を散策
(映画での)真理ちゃんが生まれ育ったエリアの雰囲気が感じられると思います |
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【フェリス女学院高校】(ちょうどツアー当日は学園祭でした、映画での真理ちゃんも通ってたのかな~)の横の路地から坂を下ります
眼下に町並みが広がり、今まで丘の上に居たことが分かります※階段あり
(下見の際、狭くて暗めの路地の雰囲気に惹かれて、こちらの奥側の坂を選択しましたが、もっと元に戻った【汐汲坂】から【元町通り】の中ほどに下りるコースでも良かったかも) |
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【元町商店街】入口から2ブロックくらい進んだら、左折して【中村川】沿いの裏道を戻ります
★ここは風景が一変する地点で、正にターニング・ポイントでしょう! |
12時45分頃 |
【西之橋】(地名表示は【西の橋】)の上に立って、あたりを眺めます
この橋は【中村川】に架かる、元町交差点のすぐ横にある橋ですが、かつて前田陽一監督は「この橋から見た景観と吹き抜ける風が最も横浜的かつ最もなつかしい風景」なので、映画「虹をわたって」の舞台に選んだ、とエッセイで書かれていました
となると、この橋に立った(映画での)真理ちゃんの心情は川に沿って西の方向(東方向では直ぐに【横浜港】に出てしまうので)に惹かれて、そちらへと歩みを進めた、というのは大いに納得し得る気がしますね~
→と書いておきましたが、実際に映画を観てみると、真理ちゃんは西へ西へと向かった訳では無く、上掲の前田監督の視線も【横浜港】の方を向いていたように思われました
ただし、現在は頭上を縦横に走る高速道路のせいで、残念ながら前田監督が感じ入ったような往時の景観は期待されない方がよろしいかと…
ちなみに、上記のアニメ映画「コクリコ坂から」には1960年代までは存在した市電(路面電車)の停留場として【西の橋】が登場しますが、このあたりに実際にあった停留場名は【元町】または【吉浜橋】だったようです |
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で、西方向に向かって、【JR・石川町駅】(映画でショーケンが最初に登場するのはこのあたり)を通過
(当日は下見の際とは違えて、川を渡った先の道を進むことにしましたが、そうすると【寿町】の脇を通ることになります、ここは「虹をわたって」では映りませんが、同じ前田陽一監督の「喜劇 家族同盟」では、主人公・中村雅俊が生まれ育ったドヤ街として、その中の通りを中村雅俊と中原理恵が横切るという前田作品ならではのショットがあります) |
20分~25分間くらい |
【中村川に沿った道】
この映画の主要舞台は、当時はダルマ船が数多く停泊していた運河の【中村川】あたりとなりますが、船上生活者も居た船は現在は撤去されており、川岸も均一に整備されています
さらに最も異なる風景は、川にピタリと沿って頭上を覆い尽くす高速道路が建設されたことでありまして、その実に味気ない風情のせいもあり、いささか退屈な状況が長く続く感はありますが、この区間こそは(映画での)真理ちゃんの気持ちに寄り添うのに最重要の過程と思われますので、真理ちゃんになったつもりで、(上を向かずに)前を向いて歩きましょう!
ヘッドフォン・ステレオか何かで真理ちゃんの歌声を聴きながら、というのもオススメ~♪
→この【中村川】と、その変遷を意識するには充分過ぎる道のりだったと思いますが、「虹をわたって」では【石川町駅】の近くでの画も多いし、【山下公園】でのジュリーとのデート・シーンもあるので、次の機会には【石川町駅】あたりを周回した後、今回とは反対方向の【横浜港】の方に向かって【山下公園】を散策、ランチは【中華街】で、というコースも考えられます(って、それじゃあ、ありふれた横浜観光コースじゃん)
なお、映画を観てみると、【石川町駅】あたりの【JR 京浜東北線】(青色の電車)の高架と平行する川の風景がありましたが、【中村川】は垂直方向に交わる流れなので首を傾げていたところ、昔の横浜についての資料(「横浜タイムトリップ・ガイド」 講談社 2008年発行)を見つけました!
それによれば、どうやら撮影された1972年当時には【西之橋】の直ぐ近くから北西に向かう【派大岡川】が存在していたとのことで、この今や幻の川が上記で見られたものかと思われます(この川は1977年には埋め立てられた模様ですが、【西之橋】から川の流れの垂直方向で直ぐ先あたりの地名【吉浜橋】はその名残でしょう、また掲載されている当時の写真を見ると川幅は結構広かったようで、もちろんダルマ船くらいの大きさの船でも簡単に通れたはずです、ちなみに、この川は今も残る【大岡川】に至ることになります)
なお、同資料では、【西之橋】あたりから港側では同じ1本の川ですが名称が【堀川】となっていますので、むしろ「虹をわたって」の川は【中村川】ではなくて【堀川】と言うべきなのかも知れませんが、さらに研究を続けます(笑)
そのつもりで、あらためて地図をチェックしてみると、この映画のメイン舞台は【中村川】(【堀川】?)に架かる【西之橋】の奥側の【亀之橋】の手前あたりまでが西方向の最終地点であり、そこから東方向の【横浜港】に出るまでの800メートル程度のエリアだったかと思われます
港に向かっての右側が【元町通り】ですので、映画の中で「船長」が「住まいは元町」と言っているのも決して間違いじゃないことになりますね~、そのまま丘を昇れば映画の真理ちゃんが生まれ育った【山手地区】という位置関係ですので、その一帯の「山(丘)」→麓(だから「山下」公園)→その下の「川」まで降りた真理ちゃんが、また上の方へと戻る結末
そして映画「喜劇 家族同盟」の方は【中村川】の【亀之橋】あたりから【三吉橋】あたりまでで撮影されたものかと思われますが、このj間の距離も同じ800メートルくらいですので、ツアーに参加された方は距離と位置関係が体感的にお判りになるのではないでしょうか
上記のように、【石川町駅】あたりから【横浜港】または【山下公園】あたりまでは昔から横浜観光の基本コースの1つですが、最近聞いた話によると、横浜市では川を船で行く観光ルートを作るって構想があるようなので(今ある横浜クルージングは港内だけみたい)、それが実現して定期便化されれば、この映画でのように我々も川から海へ出る視点を容易く持てるようになるのではないでしょうか
そして、役所に真理ちゃんファンの偉い人がいたら、その船に「真理ちゃん号」、は無理でも、「虹をわたって号」とか付けてくれんかのう♪(って、観光船の愛称だからと公募されることにでもなれば、決して実現しないことでもないゾ) |
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【三吉演芸場】(この地らしい大衆演劇の常設小屋で、映画「喜劇 家族同盟」では舞台にもなっていましたが、今は当時の建物ではなく、建て替えられています)がある所の【三吉橋】を右折 |
1時10分頃 |
「日本一かわいい商店街」と自称する30メートルほどの【三吉橋商店街】をチョチョイと抜けた先の【横浜橋商店街】はアーケードのある長い地元商店街で、食べ物屋さんも沢山ありますが、そこの何処かで各自ランチタイム(各自ご負担の上で、ご自由にどうぞ)
→ランチタイムは余裕を持ったスケジュールとしたつもりでしたが、実際には到着まで時間が掛かり、映画上映開始時間が迫って来ていましたので、慌てて済ますことになってしまいました~
商店街を抜ける出口の右側角のカウンターだけの天ぷら屋さんは有名とのことで、お値段も手頃でしたが、他のお店で食べて来た後に気付いたような次第… |
2時頃 |
そこを抜けた先の【地下鉄・阪東橋駅あたり】のバス停【白妙町】か、その先のバス停【阪東橋】で、【藤棚】を通る「68系統」または「102系統」の路線バスに乗ります
(料金220円均一、前払い、金額ジャストの小銭をご用意いただくとスムーズですが、交通系カードも使えるはずです)
休日時間で【白妙町】の午後2時台では「3分」「10分」「17分」…があります |
バス乗車時間は10分程度 |
【藤棚】バス停下車(【藤棚町2丁目】の次になります)、ここから映画館までは徒歩5分程度
この地元の【藤棚商店街】では、ちょうど当日に「へそ祭り」開催
今回のツアーの最後の最後に昭和っぽい商店街のお祭り縁日の中を通り抜けるのは正にタイム・トンネルの気分かも~
(と夢想していましたが、実際にはメイン道路が大混雑のため、地味な脇道を行くことになりました) |
2時30分前後には |
【シネマノヴェチェント】到着、映画「虹をわたって」は3時から上映
(実際にはギリギリ3時に到着!そのため上映開始時間が遅れ、先に劇場でお待ちいただいていた方には大変に失礼しました) |